我が国の道路交通は、国民生活及び経済活動を支える社会基盤として、重要な役割を果たしています。
これに伴い、自動車保有台数及び運転免許保有者数も増加の一途をたどるなど、まさに成熟した車社会を迎えつつあります。
一方で、交通事故の増加や、渋滞の慢性化は、目的地に安全かつ快適に到着するという車本来の機能の低下をもたらし、深刻な社会問題となっており、個々のドライバーに対する道路交通情報の的確な提供が一層強く求められています。
また、21世紀に向けた高度情報通信社会の構築に向けて、道路交通・車両の分野においても、道路交通情報を直接かつリアルタイムに車載装置に提供し、ドライバーが的確に情報の活用を行うことができる道路と車を一体とした高度な道路交通情報通信システムの推進が望まれています。
このシステムの実現は、ドライバーに安全で快適な走行をもたらし、交通事故の防止や交通流の分散による交通渋滞の緩和に大きく資するものであります。
我が国では、各機関により道路交通情報が体系的に収集、管理されており、また、車載装置と直接通信するメディアの整備も進められております。さらに、情報を活用できるナビゲーション等の車載装置も急速に普及しつつあり、道路交通情報通信システムを実現すべき時期にあると言えます。
そこで、財団法人道路交通情報通信システムセンターを設立し、ドライバーのニーズに即した道路交通情報を収集、処理及び編集して車載装置との通信により個々の車両に提供する道路交通情報通信システムを実現し、もって安全で快適な道路交通環境の確立に寄与しようとするものであります。
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